旅行・アクティビティ

ついにSkyrが日本でも食べられるようになる・・・

ついに、日本にもSkyrがやってきますね!
https://luna-iseyskyr.jp/
詳しくは日本ルナさんのこちらのページをどうぞ。

アイスランドに行ったときに食べた~
日本でも食べたかった~
という方は多いのではないでしょうか。

私もアイスランドに旅行した時に、バニラ味のSkyrを気に入って食べていたことを思い出します。

さて、Skyrについて、少しおさらいしましょうか。
Skyrは、アイスランド生まれの乳製品で、厳密には、チーズに分類されるようですが、見た目はヨーグルトに似ています。

アイスランドでは伝統的には牛乳や、生クリーム、砂糖をかけて食べられていたそうで、バニラフレーバーやその他のフレーバーのSkyrは後からSkyrを売り出すためにつけられたもののようです。

Skyrはアイスランドの中世の書物にもたびたび登場していて、そのころからはあったのではないかと言われています。現在食べられるSkyrがそのころのものに近いのかは定かではありませんが。アイスランドの最初の定住者たちのころにあったのではないかということで、一説には他の北欧諸国も当時Skyrを作る技術を持っていたのに、年月が経つにつれ、アイスランドだけでSkyrは生き残り、他北欧諸国では失われてしまったとか。不思議ですよね。

これも諸説ありそうですが、「Skyr」という言葉は英語のShearと関係していて、Shearとは切る、分離させる、という意味なのですが、Skyrが乳清と分けられてつくられることと関係しているのではないかといわれています。おもしろいですね。

ありきたりではありますが、Skyrは高タンパクで、低脂肪のため、健康志向の方からも近年注目が高まっています。

よく聞かれる論争としては「ギリシャヨーグルトとSkyrが似ている!?どちらがいいの?」」という話なのですが、どちらも乳製品には違いありませんが、製造工程が全く違うので、実は比べられないんです。Skyrはチーズの一種なので、スキムミルクにSkyr菌とレンネット(ミルクをかためるための成分)を入れて作られるのですが、1カップのSkyrを作るにはおおよそ4カップのスキムミルクが必要なので、それだけたんぱく質が残るということなんですね。
栄養分だけで言うと、同じ150gのSkyrとギリシャヨーグルトのたんぱく質の違いは2-3gほど。

Skyrの作り方の一例を見てみましょうか。
スキムミルクを90-100℃くらいに温めます。
40℃くらいになるまで放っておき、Skyr菌とレンネットを加えます。
だいたい固くなるまでに4-5時間かかります。だいたい18℃から20℃くらいで固まりだして、その後18時間ほど寝かせます。その後乳清を取り除いてできあがり。

Skyrのことを調べているときに気になった、ヨーグルトとチーズの違いなのですが、チーズはミルクを乳酸菌や酵素によって固め、発酵させて固形にしたものを熟成して作る一方で、ヨーグルトは乳を乳酸菌または酵母を使って発酵させます。
チーズもヨーグルトもミルクを加熱し、固形と乳清(ホエー)とよばれる液体に分離しますが、この乳清をとってしまって、発酵させるのが主なチーズの作り方で、ヨーグルトはこの乳清をとらずに、乳酸菌発酵させているんですね。
このようなことから、Skyrはヨーグルト似たものというよりは、
フレッシュチーズ、クリームチーズ、という呼び方の方がしっくりくるかもしれませんね。

参考文献
ALL ABOUT ICELAND

Skyr – The Icelandic Yogurt

販売が本当に楽しみですね!