旅行・アクティビティ

アイスランドでのドライブには細心のご注意を!

手軽で便利な人気地図アプリ「Google Maps」、今やカーナビの代わりに普段から使用する方や、海外旅行時にレンタカーでドライブする方でも利用者は多いと思います。

そんな便利なGoogle Mapsですが今アイスランドでは道路交通管理局の整備による道路変更に対して、アプリ内地図のアップデートの遅れによって山道でスタックしてしまう旅行者が増えてきているとの事です。

この問題に対して道路交通管理局ではすでに何度かサービスに対しアップデートを要求しています。その大きな例として挙げられるのが訪れる旅行者の多くがドライブをする国道1号線、通称リングロードの道路変更についてです。東アイスランド海岸から南アイスランド海岸へ下る道において元々のリングロードの道ではハイランドのBreiðdalsheiði(ビレイドダルスヘイディ)を抜けなければならなかったのですが、現在は旧92号線と96号線がリングロードとされています。

そしてこの変更について、現在Google Mapsは道路交通管理局の要求もあり道路名自体の変更はまだしていませんが、推奨されるルートは変更後のものへと変更しています。

道路交通管理局のPR、Pétur Matthíasson(ピェトル マッティアスソン)さんの話ではほとんどの旅行者が運転時にGPSや地図アプリを使用しているが、そこで見られる地図に対し道路の整備、変更は普段から行われているものなので決してそれが絶対に正しいとは思わないでほしいと話します。

また、アイスランドの救助隊のチーフを務めるJökull Fannar Helgason(ヨークル ファンナル ヘルガソン)さんも今冬はすでに20回程は冬季閉鎖されているはずの山道でスタックした旅行者の救助に行っており、その多くがGPSや地図アプリで示されていたためその道に入ってしまっていたようだと言っております。

実際の道路の標識や看板は新しいものに変更されていますので、アイスランドで運転をされる際は決してアプリ等を過信することなく、ご自身の目で判断をしましょう。

また、事前にホテルやレンタカー会社、ツーリストインフォメーションに危険な箇所などはないかを確認しておくのも良いかもしれません。