旅行・アクティビティ

アイスランドの食生活

アイスランドの伝統食、スキルが日本にももうすぐ上陸するかも、と言われていますね。
このスキルが生まれた背景にはアイスランドのどんな食生活があるのでしょうか。

インターネットで調べていると、情報サイト、The Reykjavik Grapevineに興味深い記事がありました。その一部を抜粋、要約してみなさんと共有したいと思います。アイスランドでいろいろなものを食べられるようになったのはつい最近ということ、また、今でもバイキング時代の食生活の影響が色濃く残っているのがよくわかります。
https://grapevine.is/icelandic-culture/…/how-icelanders-eat/

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70年代に、アイスランド人の食生活はずいぶんと変わったといいます。
ファストフードが流入してきたときですね。ハンバーガーに、ピザ、フライドチキン、全国民がその虜になった。それまで伝統的な食生活と言えば、一週間を通して魚、それから土曜日はライスプディングを食べ、日曜日はローストラムを食べる。そのどのメインディッシュと一緒に食べていたのは山盛りのじゃがいもだった。この伝統的な食事のおかげでアイスランドでの厳しい冬の気候に耐えることができたのだ。

「60年前、お店の商品には選択肢がほとんどなかった。」と語るのはReykjavik’s Domestic Studies College、Hússtjórnarskólinnの学長、 Margrét Sigfúsdóttir。「お金があれば、新鮮な魚やラムを手に入れられた。でも私が子供のころは、スパイスでさえなかなか手に入れられなかった。あったのは、塩、胡椒、ベイリーブス、玉ねぎくらい。もしラッキーだったらシナモンスティックが手に入ったかしら。そのころには人々はもっとシンプルに、健康的に食事をしていたわ。ゆでた魚に、ラムの脂分を溶かしたソースを添えて。野菜はニンジン、キャベツ、海藻など。私が初めてパプリカや軸付きのトウモロコシを食べたのは、60年代にアメリカに渡ってからだったわ。野菜の種類は今でもそうだけれど、ニューヨークやロンドンとは比べようにならなかった。」

なぜ今でもアイスランドのスーパーでの果物や野菜の種類は少ないのか。ニューヨークやロンドンからのフライトは毎日あるのに。
Margretによると、「新しい野菜に興味はあるけれど、個人的にはスーパーマーケットの仕入れの問題かと思う。時々しか売れない野菜を置いておくよりは、みんなが食べる野菜を売った方がいいでしょう。アイスランドは市場自体が小さいし、みんなが一般的に好きな嗜好に従ったほうがロスは少ないでしょうね。」
Margretによると、1700年代半ばにアイスランドにジャガイモが入ってくる前は、飢えないようにとても苦労していたという。母親の健康状態が良くないから馬の乳で離乳する子供もいたとか。

「その当時、一番住むのに適していたのはBreiðafjörðurだったでしょうね。農作業できる土地があって、魚もできて、海に来る鳥を食べたり、その卵を食べたりもできた。ときどきはアザラシやくじらもたべることができた。」

豚肉や牛肉は?
「豚を育てるきちんとした施設もなかった。養豚場が登場したのはもっと後になってから。
牛は主に牛乳をとるために育てられていて、食べるものではなかった。牛は毎日世話をしないといけないけれど、羊は放牧しておけばいいでしょう。だから今でも羊がおもにアイスランドの食卓に上る肉なのです。」

「後々、デンマークから交易船がやってきて、小麦粉やコーヒー、塩や香辛料、を届けるようになった。でもそれらはとても貴重なものであって、ほとんどは自分たちが調達できるもので生活しようとした。肉類はホエイ(乳清)に漬けた。Þorramatur(ソーリの時期に食べられる食べられる伝統食、主に保存食)の伝統はそこからきたもの。
スキルも貴重なたんぱく源のひとつだった。もちろん、スモークした魚や肉も。こういった伝統的な食べ物は今でも食べられている。」

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一昔前までは、家を作る材料も手に入れるのが難しく、伝統的な芝生の家(turf house)に住んでいたアイスランド人も多かったというアイスランド。冬場はそれは厳しい寒さであったであろうと思います。そんな中では野菜類は少なく、たんぱく源となるものを主に食べて生活していたのは想像にたやすいですね。こうして読んでいるとスキルも生きていくうえで欠かせないものだったことがわかります。また、過去の厳しい食生活の影響を今でも少なからず受けていて、シンプルな食生活中心だと感じます。また、Þorramaturという伝統的な食事を継承する行事もあり、後世に伝わっていくのだなと思います。

アイスランドに旅行する機会があったら、ぜひこのアイスランド独特の保存食(干したタラや、羊仔羊の燻製など)を試してみてはいかがでしょうか。アイスランドをもっと感じられること間違いなし!また、日本でのスキルの販売が楽しみですね。

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