歴史・コラム

世界幸福度ランキング2018

毎年国連(UN)が発表する世界各国の幸福度に関する報告書、2018年版でアイスランドは4位という結果でした。

今年1位になったのはフィンランドで同国は初めての1位です。それに続きノルウェー、デンマーク、アイスランドと4位まで北欧諸国が続きます。アイスランドは2013年に9位その後2位、3位、3位と続いて今回の4位です。また日本は今回54位となっています。

毎年発表されるこの調査は過去2年間を調査機関として行われており今回は2015-17年の調査結果です。国連が報告した今回発見された特徴の一つとして幸福度の高い国では移民とその国で生まれた人々の幸福度に著しく差異がない事がありました。

何に幸福を感じるのかは主観的な事であり数値でのランキングはあくまで指標であるとは思いますが、長年上位にランクインするアイスランド出身で現在日本で働く26歳男性にアイスランドという国についてどんな事が幸せであると感じるかを聞くことが出来たので少し紹介いたします。

彼が個人的に幸せだと思うのは、海外で自分のやってみたいことを試すのに対して何の閉塞感を感じる事も無く自由に挑戦できる点であるとの事。それはもしもアイスランドに帰国して就職をしようと考えた時に安心して帰ることが出来る社会があるから行える事であり、その安定に対し幸せだと感じられると話してくれました。

国を離れてなお彼がアイスランドの恩恵と感じるそれはこの幸福度調査の6つの説明変数の1つである「人生の選択の自由度(人生で何をするかの選択の自由に満足しているか)」、アイスランド国民が持つその自由度に対する思考と関係があるのかもしれません。