01_Reykjavik_01

アイスランドの首都。
アイスランド島南西部のレイキャネース半島の根元に位置し、ファクサ湾に面する港湾都市である。首都としては世界最北の北緯64度8分に位置する。市名は「煙たなびく湾」という意味で、最初の上陸者が近郊の温泉から上る湯煙を炎の煙と見間違えて名づけた地名と言われている。
人口は市内のみで約11万人、周囲の市を含めた首都圏全体で約18万人である。アイスランドの全人口の約6割がこの一帯に集中している。
近海は南方からの暖流と北極方向からの寒流とがぶつかる潮目が存在している関係で世界有数の好漁場となっており、古くから水産業が産業の根幹を占めてきた。ただし、近年は水産業依存からの脱却を図っており、低い所得税率、ヨーロッパとアメリカの中間という地理条件、充実したインフラストラクチャー網を活かして外国資本の積極誘致を行っている。
市内の暖房・給湯システムは地熱の熱エネルギーのみで維持されており、自然エネルギーとの共存が図られている。他にも燃料電池自動車に水素を供給する水素ステーションを建設し、それを利用した路線バスを世界で初めて運行するなど、クリーンエネルギー政策の点では世界をリードしている。
市内では犬を飼うことが法律で禁止されているが、申請することで飼うことができる。また、世界で最も人口1人当たりの書店の密度が高い町と住民は自称している。
世界的な義肢メーカーのオズール(Össur)が本社を置いている。

出典:ウィキペディア