昨日10月9日、サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会の欧州予選でコソボに2―0で勝利を納めたアイスランドが初となるW杯本戦への出場を決めました!
昨年のEURO2016にて強豪国のポルトガルやイギリスに勝利しベスト8まで進出、その世界を沸かせた勢いそのままに今回の予選も勝ち進みました。
「KSÍ」アイスランドサッカー代表について
アイスランドサッカー代表はのユニフォームにも入っているこのロゴマーク。これは「Knattspyrnusamband Íslands」というアイスランド語の省略であり
Knattspyrna がサッカー
Samband が協会
Íslands がアイスランド
つまりアイスランドサッカー協会という意味を成します。そしてこのロゴが代表のロゴとして使用されているのです。
昨年のEURO2016での大躍進、今回のW杯予選突破の立役者とも言えるのが2011年から2016年まで監督を務めたラーシュ・ラーゲルベック前監督、そしてその当時から副監督として、現在の監督として就任しているヘイミル・ハルグリームソンの二人でしょう。
彼らは欧州の技術力の高いサッカーと正面からまともにぶつかるよりも、チームワークを活かしたシンプルな戦術への転向を目指し実現してきました。その結果生まれた、現在の代表の闘志あふれるサッカーが昨年から続く素晴らしい功績の数々に結びついたと言えます。
また、アイスランド代表と言えば有名なのが、もはや代名詞とも言えるサポーターによる独特の応援です。
「バイキング・チャント」と呼ばれるこの応援は、とても個性的で迫力があり気になっている人も多いのではないでしょうか?その誕生秘話について少しご紹介いたします。
この応援は元々はアイスランドのサッカーチームである「Stjarnan」のサポーターがチームのヨーロッパリーグの試合の応援のためスコットランドに行った際に、対戦相手の「Motherwell」というチームが似たような形で使っていた応援を気に入り、国内に持ち帰りアレンジを加えて始めたのが始めであると言われています。
そしてその応援が代表のファンクラブでも始まり、現在世界のスタジアムを沸かせる応援となったのです。
ちなみにアイスランド代表のファンクラブには「Tólfan」という名前があります。これはアイスランド語で「12番」という意味でありサポーターはチームの12番目のメンバーという思いを表しています。
応援、試合の内容を見ていてもファンと選手全てを含めたチームの絆の深さを感じるアイスランド代表のサッカー、2018年のロシア本大会でも是非ともご注目ください!