先週の土曜日にアイスランド東部のLoðmundarfjörður(ロアムンタルフィヨルド)にて3匹の狼が発見されました。アイスランドではすでに狼は絶滅したと考えられていて、この発見はここ30年で初めてのものとなりました。
アイスランドで自然を研究しているJón Þór Antonsson(ヨン ソール アントンスソン)教授はこの狼たちは普段生息している高地から、発見された場所であるフィヨルド付近の平地まで餌となる羊やトナカイを求めて下ってきたのだろうと言います。今回狼たちを発見し、警察に通報をしたのは地元の農家の方でした。
9世紀頃まではアイスランドにも狼がたくさん生息しており、当時の神話や民話にも登場していました。しかしながら、狼たちは家畜を守ろうとする農家の人々によって殺処分され少しずつその数を減らしていったとの事です。