アイスランドでは1974年より1989年の3月1日に法律が改定されるまでビールは禁止されていました。この3月1日がその「ビールの日」です。
そんなビールの日を祝うため、レイキャビクでホテルやバーを営むKEX Hotelが毎年アイスランディック・ビールフェスティバルというイベントを行っています。イベント会場となるホテルのバーに国内外からブリューワーを呼び、様々なクラフトビールを楽しむことの出来るイベントです。ただ飲むだけではなく、ビールについての知識を直接製造者に聞いたりも出来るため、ビール好きにとって大満足間違いなしの内容となっています。また、会場ではライブミュージックなどもありとても華やかで楽しげなイベントです。
そしてその7回目が来年2月22日から24日の期間で開催されます。
来たる二月のイベントはより多くのビールブリューワー、お客様が見込まれており、今までよりも大規模なものとなるとされています。30もの海外のブリューワーが参加予定であり、これは過去の数字よりも13も多く、さらにそこにアイスランド国内からも出店するのです。
すべてのアイスランドのブリューワーは希望すれば参加できるため、その合計は45−47となるであろうとの事。これは前回の23から大きく成長した数字です。また、そのチケットの数は500枚になり、これは前回に比べ43%も多い数字となります。
主催者のHinrik Carl Ellertssonはこのお祭りの目的はビールという文化の向上のためであると語ります。いつも利益はなく、また求めてもおらず一番の目的はアイスランドのビール文化を向上させ、それを世界へと伝えていくための関係を各国のブリューワー達と築く事だと言います。自身の運営するKEXブリューワーに対してもこれまでの開催の中でそういった経験をさせることができ、各国のブリューワーと共にすばらしいビールの醸造を成功させたとの事です。
このイベントの海外からの注目度は高く、参加する一つのブリューワーには平均して2.8人のスタッフが来ており、主催者はそれぞれに2枚のフライトチケットを提供しますが多くのブリューワーは追加でチケットを購入しています。前回には一社で18人のスタッフが来た団体もありました。初めは出店を募っても集まらなかったこのイベントは今では皆が出店を希望するまでとなったのです。また、お客様にも海外からこのイベントのために来る旅行者は多く、全体の20%にもなります。
各ブリューワーがそれぞれに6種類のビールを提供し、合計すればおよそ400近いビールを期間中に楽しむことができます。
来年二月の開催ではございますが毎年人気となって来ているイベントのため、チケットの売り切れもあるかもしれません。もしもご興味を持たれた場合は是非とも公式HP、SNSをチェックしてみてください!